はじめてのじゅんかい

今日はBMではじめて巡回に出た。今日の巡回場所はあまり利用者が多くない箇所。
午前中のうちに前回の巡回で棚から借りられた資料を補充してBMの棚をいっぱいにして、予約資料やPC、ポスターなどの機材を積みこみ昼過ぎに出発。BM車で道路を走ってると、道を歩いてる人からの物珍しそうな視線を感じる。信号待ちで止まってたりすると、道路わきのファミレスから子供がじーっと見つめてたり。図書館から近い場所にはあまり巡回しないからだろうか。
今日の巡回場所は、大きな道からちょっとそれた路地の一角。普通の路地に車を止めて移動図書館開館。BMって公園とか学校の校庭とかでやるものだと思ってたのでちょっとびっくり。


考えてみると、BMが実際にサービスしてるところを見るのってこれが初めて。図書館の車庫にいるのは見たことあるけど。
うん、これすごくいいね。小さいころにうちの地元にも来てほしかった、って思った。自分が図書館に行くんじゃなくて、図書館の方から来てくれるってすごく便利だ。若い人の中には、ネットで予約して、近くの巡回場所で受け取りをする人も多いらしい。


BMの中で子供たちが本選んでる様子を見てると、ほっこりとして、なんかいいもんだなぁって思った。いままで図書館を研究対象として見てたんだなってことに気づかされた。なんというか、難しいことぬきにこの光景ってすごくいいな。
自治体予算削減の中ではそれだけじゃだめなんだろうけど。
この図書館でがんばっていこう。


そういえば、昨日の日誌に「ラベルはNDCの小数点以下まで印字されてるのに、書架に並べる時は小数点以下は無視して要目表(3桁目まで)レベルでしか並べない」って書いたら、はてブにけっこうコメントが来た。
排架では小数点以下は無視し、著者記号のカナは無視しない」ってルール。だから、301.2イ→301.8オ→301カ→301.4シ……みたいな排列になる。正直言って超気持ち悪い……
はてブで書かれてたように、自分も「だったらラベルも3桁までにしとけよ!」って思ったんだけど、今後小数点以下も無視せず排架する可能性を残しているのかなとプラス思考。だったら将来きちんと細かい主題ごとに排架できる可能性がある。
今はまだ新人なのであまりいろいろ言わず、一年ほど我慢して館の様子や雰囲気がわかってきたら提案とかしてみようと考えてる。
ただここ数日、図書館のことをとてもよく考えながら働いてる先輩司書さん方と共に働いて、図書館情報学とかぜんぜん知らないほとんどの利用者にとって、小数点以下も含めてきれいに排架することが、その手間と時間とを別のサービスに割くよりもいいことなのかはよく考えなくちゃいけないと考えるようにもなった。