精華町立図書館 (京都府相楽郡精華町)


http://library.town.seika.kyoto.jp/


この近くに用事があって、ついでに寄ってみました。
数年前にリニューアルオープンして、明るい雰囲気になったとある人から聞いていました。
ごめんなさい。内心では、
"どうせ建物きれいにして、本きれいに並べただけじゃないの?"
―――って、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ思っていました。
いくつかそういう図書館を見てきたから、そんな歪んだ見方をしてしまったんでしょう。
でも、全くそんなことはありませんでした。
というか、全国の図書館の中でもかなり進んだ図書館ではないかと思います。
前置きはこのくらいにして、図書館の紹介を・・・・


・まず、地域資料がとても充実しています。
  町史や京都府の史料はもちろん、議会資料も当然あります。
  町の広報誌は数年ごとに合冊製本。
  その他の広報誌やパンフレットも製本はしてありませんが保存されています。 
  新聞の地域版や、町の記事が載ったものは索引をファイルにしてあります。
  町の小中学校の学校便りや、幼稚園の卒園文集も所蔵しています。
  おそらく町民の方が書かれたと思われる詩集や自費出版の本も整理されています。
  そして、それがOPACから検索できるようになっています。



・きちんとした排架
  だいたいNDC順に排架されていますが、よく使われる料理や手芸の本は別置されています。
  別置されている資料のあるはずのNDC順の該当書架には、別置の案内がされてあり、
  図書館になれている人にも戸惑わないように配慮されています。



・基本参考資料の豊富さ
  古事類苑や数年分の会社四季報、各種百科事典はそろっています。
  もっと書くべき資料があった気がするんですが、思い出せません・・・・


・レファレンスの対応
  ちょっと前から気になっていたあることについて質問をしたのですが、
  とても丁寧に対応してくださいました。
  解決はしなかったのですが、あの質問は調べようのない事項なのかもしれません。
  しかし、こちらの時間を配慮していただいたり、府立図書館への協力レファレンスをして
  いただくそぶりも
あり、とてもよい感じでした。
  また、その図書館の近くのちょっとしたことを聞いた時も、スムーズな対応でした。
  (職員さん、試すような質問をしてしまい、ちょっと申し訳ありませんでした。
   ただ、どの質問も純粋に知りたいことで、知っていることを聞いたわけじゃありません。)



とりあえずこんな感じで。
思いついたらまた書き足します。
ちょっと気になった点としては、
 ・NDCが事務室にしかなく、利用者が手に取ることができない。
 ・低書架の一部に、利用者のつかう椅子があって、その椅子にだれか座るとその書架の本がとれなくなる。
と、こんなところでしょうか。


こんな図書館が自分の住んでいる所の近くにあったらいいなあ と思わせる図書館でした。